みなさんこんにちは!いつもブログを読んでいただきありがとうございます。
いきなりですが、これからカーテンの豆知識講座を始めます!!
カーテン屋にとっての常識を少しでもお客様にお伝えできるようにご説明出来たらなと思いますので、どうぞお付き合いください。
では、第一回『カーテンの3つ山、2つ山って何??』始めます。
まずはじめに、カーテンの山って何のことを指しているのか…わかりますか?
それはカーテンの上部をつまんでいるヒダ山の事を指します。
そのヒダ山をつまんでいる数がそのまま3つ山、2つ山という表現になります。
みなさまのご自宅のカーテンはなに山になっていますか?
さて、それでは3つ山と2つ山は実際何が違うのか特徴など簡単に比較してみましょう。
3つ山
- オーダーカーテンの基本仕様
- 窓の幅に対して、2倍の量の生地を使用する(お店では2倍ヒダと呼んでいます)
- 同サイズの窓で作った場合、2つ山と比べて使う生地の量が多くなるためヒダの間隔が狭くなりキレイなヒダが出る
- 奥行きが感じられ、クラシカルで重厚感のある仕上がりとなる
- 生地を多く使う分価格は高めになる
2つ山
- 既製カーテンでよく使われる仕様
- 窓の幅に対して、1.5倍の量の生地を使用する(お店では1.5倍ヒダと呼んでいます)
- 同サイズの窓で作った場合、3つ山と比べ使う生地の量を抑えられるため価格もお求めやすくなる
- ヒダの間隔が広くなるのでスッキリとしたシンプルな見た目になる
- モダンな印象の仕上がりになる
といった感じですね。
では、写真で見比べてみましょう。
実際比較してみるとわかりやすいですね。
3つ山2倍ヒダの方がキレイなヒダが出ていてずっしりとした高級感が出ますね。
2つ山1.5倍ヒダの方はヒダの間隔が広いので、すっきりしています。
柄を見せたい生地や大柄の生地に適していそうですね。
「でもなぁ、2つ山1.5倍ヒダはやっぱりペラペラな印象なんだよなぁ。ちょっとうちの部屋には安っぽい。かと言って、3つ山2倍ヒダだと結構重みが出るんだよなぁ。もう少しやわらかくならないかなぁ…金額も抑えたいし…」
そんなお客様におすすめするのが2つ山1.8倍ヒダ!
当店では3つ山2倍ヒダと2つ山1.5倍ヒダの中間の2つ山1.8倍ヒダをおすすめさせていただきます。
こちらは、窓幅に対して1.8倍の量の生地を使用するわけですが、ヒダの間隔は3つ山2倍ヒダと大して変わりません。
それでも、3つ山2倍ヒダほどのずっしりとした印象はありません。
少しゆったりと感じさせ、なおかつ2つ山1.5倍ヒダほどのさっぱりとした印象は無いんですよね。
つまり、モダンなテイストもクラシカルなテイストも両方合うんです。
もしもご自宅のテイストなどでお悩みの際は、こちらの仕様がおすすめです!
また、窓のサイズによっては3つ山2倍ヒダより金額を抑えることもできるんですよ。※こちらは要相談
オーダーカーテン屋だからこそできるこのスタイル、いかがでしょうか。