クラシックとは、ヨーロッパの古典様式を取り入れた、トラディショナルで重厚感のある装飾的なスタイルです。
カラーはダークブラウンやブラック・ダークネイビーなど、深みのあるダークトーン・ダルトーンを基調とし、温かみのある雰囲気を演出します。マホガニーの家具や猫脚のテーブルなど、気品があり格調高い家具が使われます。
カーテンは、ベルベットやジャカード織・サテンなどで、生地をたっぷりと使用したスタイルがお勧めです。さらにバランスや豪華なタッセルを加えることで、より装飾性が増し、重厚感あふれるインテリアを実現できます。

シャビーシックとは、英語のShabby(古めかしい・ぼろぼろの)とフランス語のChic(上品な)が合わさり、古い家具や雑貨を使いながらも上品なインテリアを作り上げるスタイルです。
カラーはホワイトを基調とし、グレイやペールトーンの柔らかなカラーを差し色として使用します。使い込まれて塗装剥がれが見られるような、味のあるアンティーク家具が使われます。
カーテンは、天然素材のコットンやリネンをさらりと掛けるスタイルがお勧めです。シンプルな無地だけでなく、素朴な花柄やチェック柄などを取り入れると変化が楽しめます。

モダンとは、現代的で洗練された都会的な美しさの感じられるスタイルです。直線的なデザインでシャープな印象があります。
カラーはブラック・ホワイト・グレーのモノトーン配色を基調とし、アクセントとしてシルバーやビビットトーンで、コントラストの強い配色を使用します。ガラスや金属といった光沢のある素材を用いたテーブルやレザーのソファなど、存在感のある家具が使われます。
カーテンは、艶感のある生地や大胆な幾何学模様などをフラットに掛けるスタイルや直線的なローマンシェード・シャープシェードがお勧めです。バーチカルブラインドやウッドブラインド・ロールスクリーンなど、生地を使わないウィンドウトリートメントも、モダンスタイルにはぴったりです。

オリエンタルとは、ヨーロッパから見て東側の諸国をさした、異国情緒あふれる東洋的なインテリアスタイルです。シノワズリ・ジャパネスク・エスニック・モロッカン・ボヘミアンなど個性的なスタイルがあります。
カラーはディープトーンのピンクやパープル・オレンジなどを用いて、カラフルでエキゾチックな雰囲気を演出します。ダークブラウンやブラックの木製家具や、ラタン・ウォーターヒヤシンスを使ったソファ等が使用されます。
カーテンは、コットンやリネン・シルク等の天然素材がお勧めです。各ファブリックメーカーから、オリエンタルの独特のモチーフを使用した生地や、ヨーロッパから見た東洋をイメージした図柄のプリント生地も数多く発表されています。

北欧とは、スカンジナビア半島の国々で愛される、シンプルながらも上質で温かみのあるスタイルです。スカンジナビア半島は、冬の寒さが厳しいため、長時間家の中でも快適に過ごせるような、ぬくもりのある居心地の良いインテリアが求められます。
カラーは、自然を思わせるような優しいブラウンやベージュ・ホワイトを基調とし、アクセントにブライトトーンなどのカラフルなカラーを使用します。自然を感じさせ、温かみのある木製家具やデザイン性のある照明や雑貨が用いられます。
カーテンは、コットンやリネンなどの天然素材の生地をフラットに掛けるスタイルやローマンシェードでシンプルなスタイルにするのがお勧めです。自然に親しみのある動物の柄・明るい花柄・大胆な幾何学模様を鮮やかにプリントした生地も多く使われます。

ナチュラルとは、自然のぬくもりを感じさせる、シンプルで温かみのあるスタイルです。
カラーは、優しいブラウンやベージュ・アイボリー・ホワイトを基調とし、グリーン等自然を思わせるカラーを差し色に使用します。明るい色目ですっきりしたラインの木製家具や、レンガ・タイルなど、温かみのある素材が用いられます。
カーテンは、コットンやリネンなどの天然素材を使い、シンプルなカーテンスタイルやローマンシェードがお勧めです。素材感を活かした無地だけでなく、シンプルな刺繍の生地や、リネンのレース生地などを用いると柔らかな雰囲気が演出できます。

カジュアルポップとは、自然体で親しみやすく、気取らず自由な組み合わせが楽しいスタイルです。
カラーは、ホワイトやベージュなどを基調とし、ビビットトーンの組み合わせで明るく楽しいカラフルな空間を作ります。ホワイトのシンプルな木製家具や、プラスチック・ガラス・ビニール等様々な素材が用いられます。
カーテンは、明るく元気な色合いのプリントやストライプの生地などがお勧めです。

キッズ用のおもちゃなどにカラフルな明るいカラーが使われるのは、キッズの気持ちを楽しくさせたり脳を刺激する為ともいわれます。キッズルームを明るく楽しい雰囲気にすることにより、キッズの才能や感性を豊かにはぐくむチャンスが生まれます。
カラーは、ホワイトやアイボリーを基調とし、ビビットトーンやライトトーンといった明るくポップなカラーを取り入れて元気で楽しい空間を作ります。
カーテンは、キッズ用の明るく楽しい色柄のプリント生地がお勧めです。カーテンだけでなく、ベッドリネンやアクセントクロスなどにカラフルなカラーを使うと、より楽しさも広がります。

ミッドセンチュリーとは、1940年から60年代にデザインされた家具や建築物等のスタイルの総称です。戦後、新しい時代とともに生まれた自由な発想を生かしたデザインが、技術や素材の進歩により具現化しました。それまでは、家具は木製で直線的なものがほとんどでしたが、曲木の技術で曲線的なものが使われたり、新たな素材としてプラスチックやワイヤーなどの金属製の家具が登場したのもこの時代です。
カラーは、彩度の高いブライトトーン・ストロングトーン・ディープトーンを用い、反対色の組み合わせなど、レトロでポップな印象を醸しだします。
カーテンは、サークル柄やアトミック柄などの幾何学模様のプリント生地をフラットに掛けるスタイルやローマンシェードがお勧めです。ウッドブラインドやアルミブラインド・バーチカルブラインド等、生地を使わないウインドウトリートメントも似合います。

ウィリアム・モリスは、19世紀の英国のデザイナー。
「美しいと思わないものを家においてはならない」と語り、手仕事からうまれる自然に根差した美しさを発表し続けました。草花や樹木をモチーフとしたファブリックや壁紙は、150年以上経ても新鮮な魅力に満ちています。「近代デザインの創始者」とうたわれるモリスが残したデザインと、「アーツ＆クラフツ」の精神は今に引き継がれ、世界中の人々へ不変の美しさを届けています。
ウィリアムモリスは、ブランドの名前にとどまらず、インテリアスタイルのひとつとしてとらえることができると考えます。